「もうお前とはやっておれん」
「それ、本気で言ってるのか!俺と漫才やりたくないのかよ!」
「そんなわけないだろ、本気だったら今まで一緒にやってきてないよ」
「「へへへへ」」
……これは俺とアイゼンのお兄さんでやるには、ちょっとシュールな気がする。色んな意味で。
眼の傷がよくなって、少し明るく緊張も解れたように見えたダイアモンドだけど、
故郷の発音で、愛称にして名前を呼んだら、この前以上に強張ってしまったみたいだった。
でも、謝られたのは俺だった。
…何だか混乱させてばかりで、休憩を共有したのに、木陰の役割を全うできてないなあ。
■城塞の都・都のバザールにて■
(ダイアモンド、アイゼン)
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