酒に弱いというのは、ふだん、あまり知られたくないところを、
それでたやすく露呈してしまうということだ。
リッキーの言うところの、酷い男だという印象は、
恐らくそれが僅かでも露呈してしまったということだろう。
今度はもっと気を付けておかないとならない。
でも、ねえ、忘れるべきだと思ってかかっているうちは、
歌をうまく唄えるようになるぐらいで、彼女がそれを忘れられるわけがないと思うな、本当。
忘れるまではと腹を括っちゃえば、いっそ開き直れるんじゃないだろうか。
経験則かどうか?内緒。
■城塞の都・都のバザールにて■
(リッキー)
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