だって、ねえ、世界樹みたいなおっきい樹を見ると、登りたくならない?
落ちてくる葉っぱを掴もうとする反射と、そう変わらないと思うんだけどなあ。
そういうシスコさんの様子を見た時は、思わず猫に例えてみたけど、
思ってみれば、シスコのお兄さんのぎらぎらした眼は
ちょっとだけほんとに、猫さんに似てるかも知れない。
(ぎらぎら、の意味が違うかな、ちょっと)
俺は仕事の帰りの散歩だったけど、
シスコさんはまた、何やら眠れなくて世界樹まで来たみたい。
毎日、気苦労の連続なのかな。子守唄でも唄ってあげれば良かった。
依頼を果たしたことを伝えて、彼の奥さんについて話をする。
報告できたのは良かったけど、シスコのお兄さんと奥さんは、
どうも相当複雑な間柄らしい。
……考えれば、見た目からして不思議な夫婦だよね。
ひとまず、どんな形であれ、円満であることを願うばかり。
<シスコさんについて>
※月収は、金貨3×100以上
※左の眼、怪我?傷?しちゃってるみたい
※ほんとは断然女の方が好き
■世界樹の下で■
(シスコ)
商店「妖精の尻尾」には、無事借りてたヴァイオリンが届いたみたい。
良かったけど、あの子はすぐに買い手がついたんだそうだ。
望まなかった歌を唄ってくれたヴァイオリン「ハルモニア」に、
もう一度感謝を。
借り賃返済についての諸々も書いてあったので、確認する。
城塞に帰ってからも、しばらくは仕事詰めかな…!

PR