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歌王子の邂逅帳

なりきりチャット「がぁらないとシネマ」HN、ジュニィの日記です

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早起きして朝飯

屋根に上ってぼおっとして、気付いたら朝だった、なんてのは、こっちへ来て何度めだろうか。

だって空は高く見えるし、星はいっぱい、月だって大きい。
流れ星を視線で追ってたらいつの間にか、ってのも、結構気持ちが良いもんなんだ。

大抵は眼を覚ました後、ちゃんと部屋に帰ってもう一眠りするんだけど(ちょっと意味は違うかもだけど、2度寝ってのはとても心地良い)、今日はスラヴァの姿があったから、そのまんま眼を覚ましたいって思うことができた。

散歩に誘ったら快くOKしてくれたから、歩きながら色んな話をしてたら、商人さんである彼女の店の名はジェスマットと言い、今回のS-1に協賛として名を連ねているところだ、ってことがわかった。
色んなチラシや噂にみる限り、魔法道具なんかで重宝されてるみたい。俺も、今度倉庫や店を覗かせてもらう約束をする。

扱ってる品物の話や、街の酒場のマスターさんの話、それから護身とレイピアの話なんかをしてたら腹も減ったので、小鳥さんをおっかけてた男の子も交えて、朝飯を食べることにした。

ちゃんと朝起きるまんまに任せて起きたからかな、それとも目覚めの時間を2人と共有できたからだろうか、何となくすっきり一日が過ごせた気がする。

■城塞の都・都のバザールにて■
(スラヴァ、ロマ)

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S-1決勝にそれぞれの道を思う

したいこと、しなければならないこと、ここに来た理由、ここに留まる理由。

指針になる大きな出来事が中心にひとつあったとして、
その周りに存在する理由や行動は人それぞれだろう。

例えば、旅をして来て都にも着いたばっかりだった剣士のライト。
例えば、普段は部屋に篭ってることが多いけど、珍しく遠くまで出かけて来た召喚士のユピテルさん。

勿論俺とも初めて出会ったライトは滞在費のために仕事を探すこと、ずいぶん久し振りに会えたユピテルさんは、応援と見届けをすること。
共通するのはどちらとも、S-1に魅かれてこっちへ来たってところだろう。

本当に、今回の大会の集客力といったらないな、と、
都の中を見ていても、こうして誰かと出会ってもしみじみ感じるねえ。

決勝に進んだ8人の中で、ユピテルさんが知り合いだと挙げた2人の名前は、
この間予選を観戦した1人も含め、偶然にも俺の知人と重なった。
ライトからの祝福も励みに、2人には頑張って欲しいところ。


ライトには偶然仕事を紹介できたし、
ユピテルさんにも、魔術についてとか、色んな話が聴けた。
俺の楽しみは剣の大会そのもののほかに、それに乗じて来た人達との話や、歌を聴いてくれる人の倍増にもあるってわけだ、うん。

■城塞の都・都のバザールにて■
(ライト、ユピテル)

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自然とともに在る剣

剣を抜き、構え、そして振るう、人が生み出した道具のひとつを使うためのその一連にも、中に自然を垣間見ることができる。

俺も噂を聴くだけじゃなく、観客席に足を運んでみようと思い立った。
闘技場には今回の大会に出場もしてるアルがいて、対戦相手を待ってたところだったみたい。
でも元から予選には決まった時間、決まったカードというのがない大会。相手が現れない間を使って、棒倒しのようなことをしてたから観てたんだけど、しくじったらしくこっちまで上がって来た。
彼と少し話ができたのは、考えればちょっと久し振りの機会だったかも知れない。

狩人だっていうイルのお兄さんも加わって、今回の大会や狩りについて話をしていると、何だか寒そうにしてるカレル(これまた久し振り。街で一度話をしたの、覚えててくれたみたいで嬉しかった)の姿が見えた。アルとは知り合いだったみたい、親しげに話をしてたから。

何となく、何となくそんな気はしてたけど、2人で寒さを克服するのに走りに行ったと思ったら、次の瞬間にはその姿は闘技場にあったんだ。

途中からみかづきもやってきて観戦したその試合は、まるで泰然自若の火山と大樹の対峙だった。
お互いの剣を認め合い、まっすぐにぶつかり合う、とても小気味の良い試合。
今回の軍配はアルに上がったけど、もしも次があったらわからない、と思う。


イルのお兄さんが、自分の武器(さすが狩人さん、弓を操るみたいだ)では今回のS-1に出場できないので、ちょっと残念そうにしていたのが印象的だ。今回の大会っては、それだけ剣士さん以外の人達にも影響を与えてるんだろう、大会が終わっても、闘技場の賑わいは絶えないかも知れない。

それから、みかづきとも久し振りの対面だったんだ。
試合が終わりしな、お互いが都にいるうちに食事でも、って言いながら一緒に出た……はずだったんだけど、いつの間にかはぐれちゃってたみたいだった。

後にした闘技場から、また賑やかな歓声が上がってきたのが聴こえた気がする。

■城塞の都・闘技場観客席にて■
(アル、イル、カレル、みかづき)

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お母さんの馬糞亭

試合が始まる直前になると、バザールはいつも以上にごった返す。

そんでもって、普段は城塞にいなくて、バザールに慣れてない人もいっぱい観戦に来るもんで、闘技場に行く道がわからなくなってしまう人もたくさん出てくる。

今日は大通りからすぐ入れる路地裏で演奏をしてたんだけど、やっぱり道を尋ねられることがいくらかあったんだ。
路地裏を覗き込んだ商人のスラヴァも、そんな人達と同じような状況に陥ったかと思って、道はこっちじゃない、って思わず言っちゃったんだけど…、どうやら道がわからない訳ではなかったらしい。

この人込みが苦手で、あまり人の多い場所に観戦へは行ってないそうだ。
試合の終わった闘技場へ足を運ぶことの方が多い、って言ってたけど、やっぱり興味があるんだろうな、人込みが苦手なのが解消さえしたら、きっと楽しんで観られると思うんだけど。


そんな話をしてたら、少し懐かしい顔が食べ物片手に通りかかった。
剣士のストーリー。
俺の記憶が正しかったら、たぶん会うのは凍土に行った時以来。
初めて出会ったのは…、そう、KOGTの前だった。

スティはその頃とはちょっと雰囲気が違って、髭は剃ってないし、駄目剣士でいる方が楽しいってわかったー、なんて言ってた。
そう言いながらも観戦に来る(…タイミングは、たまたまだったみたいだけど)のは、駄目って冠をつけたとしても、剣からは離れられない、ということなんだろうか。

スティが観戦前に腹ごしらえをするつもりだと言うので、
近くにある「お母さんの馬糞亭」に、スラヴァ(スティに、油断すると攫われそうだから路地裏には注意しろ、って忠告を受けていた。俺も、彼女は気を付けて損はないと思った)も伴って食事に行くことにする。

とりあえず今日はスティの髭は剃らせたよ。
それから酒で潰すって宣言されたんだけど、
………それについてはまあ、ここには記録しないでおこう。

■城塞の都・都のバザールにて■
(スラヴァ、ストーリー)

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ジュニィ
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